岩松町並み保存地区で土佐ジローの会

先日は、愛媛・岩松の町並み保存地区で
土佐ジローの会を開いていただきました。
畑山に来る前、新聞記者だったころ
岩松のどぶろく造りがスタートしました。
地域の特産品を造ろうと、異業種の人たちが集まり
どぶろく「なっそ」が生まれました。
なっそ・・・方言で「なんで?」
米から作るというので、田んぼにも取材に行きました。
当時お世話になっていて
今回の発起人でもある人から
写真が送られてきました。

取材していたころの写真は自分では持ってないので…。
田靴くらい履きなさい、と今の私は思うわけですが
当時は、今より野生児というか…
あれから15年が経つわけですが
ジローのおうちに訪ねてきていただいていたり
飼料米の農家とつないでいただいたり
今もお付き合いをさせていただいています。
岩松地区は獅子文六の「てんやわんや」という小説の舞台になったところでもあり
明治から昭和初期の古い町並みが残るところです。
令和5年に伝統的建造物群保存地区に選定されています。
「町並みでBBQしたいなぁ」というSNSでの投稿に
「じゃ、土佐ジロー持っていきますよー」ってコメントしたのを契機に
今回の土佐ジローの会となりました。
発起人のメンバーが知人に声をかけて
七輪持参で集まっていただきました。
30人ほどが集まってくださり
せっかくなので、
土佐ジローの説明を30分ほどさせてもらいました。

私がしゃべっている間、セイイチさんは炭を熾してまわっていました。

セイイチさんはこのあと、帽子の上からタオル鉢巻きで
炭熾しにまわってました。

七輪を持参してもらったので
初めて見る形のものもありました。
お酒も各自が持ちよりなので、
どぶろく「なっそ」をはじめ、いろんなお酒を楽しんで
それぞれのテーブルで話が盛り上がってました。
土佐ジローを食べ慣れている人も
初めて食べる人も。
以前取り寄せてくださった方も。
「お肉のうまみが全然違う」
「レバーが普段食べられないけど、これは美味しい」
「トサカがなんとも言えず美味しい」
笑顔あふれる会場でした。
レバペと、パテもお酒のあてに喜んでいただき
満腹に近づいたところで、親子丼を。
「もうお腹いっぱいだから、全部は無理ー」
「あれ、全部食べちゃった」
「僕、おかわりしちゃいました」
そんな声もいただきました。
「今度、泊りに行きます!」
そう声をかけてくださる方もたくさんいらっしゃいました。
人が集まる場を創っていくということの楽しさを感じたイベントとなりました。