過去の山の崩落と、修繕工事の有無
雨の多い季節。
初めて来る方の中には
道の険しさにつられてか
直前の雨で発生したわけでは無い崩落も
「すごい雨だったんですね。無茶苦茶崩れてました。」
と勘違いされている声を聞きます。
???
今年は雨もさほどにないし
崩落もないのになぁ…
と不思議に思ってました。
どうやら、対岸の崩落を見て
直近の崩落だと思われているようです。
例えば、藤ケ島の対岸のところ。

ジローのおうちから8㎞ほど下流の道路の対岸が崩れています。
数年前の雨の後だったかと思います。
山が崩れたら、工事をするのが当たり前、
と思っている市街地に住まわれる方々。
奥山では、人の往来や居住に関係が薄いところは
基本的には放置されます…
往来に関わるところでさえも、
緊急復旧だけで
その後5年といわず放置されることも、しばしば。
なので、対岸の工事は、基本的には発注されることはない?のかも。
私が嫁に来た直後に崩れた山の斜面も
そのままになっています。

鶏舎の近くで、この近くから取水をしていますが
人の暮らしには左右しない場所なので、そのままです。
最初はここまで大規模じゃなかったと思うんですが
雨が降る度に、崩落は広がるので…
下の方から水が出てますが
これも日照りが続くと止まって
雨が降ると流れでてきます。
ここも大規模なので
初めて来た人は驚くようです。
でも、直近で発生した崩落ではないのです。
そして、こちらにも驚かれます。

鶏舎の向かい側です。
この真ん中あたりに道があって
小松家の祖父母が暮らした集落・椎山へ繋がる道がありました。
私も何度かこの道を通って、椎山へ行きましたが
10年ほどになるでしょうか。
崩れ始めて、少しずつ広がっています。
日常の景色になり過ぎて、昔の風景を思い出せないくらいです。
中央上部に少し雑草等が生えてきていますが
残っていた木の付近に、雑草が生え始めています。
こういう過程を見ると
崩れた箇所に土砂がたまって新しい層になり
その上が開発されるケースもあるのかな、と思ったり。
家を建てる際には、
土地の地盤調査などもしっかりされるのは
こういう経緯がある可能性も否めないからなのかな、と思ったり。
この3枚の写真は、先日撮影したものですが
崩落が発生したのは、ことしでもありませんので
ご承知おきいただければ幸いです。