加工場の検査など
はたやま夢楽では、1年に2度、
加工場の定期的な検査が行われます。
一般的な養鶏業では、育てて終わり、ですが
はたやま夢楽では、育てて、自社でさばき
自分たちで販売も行っています。
そして、宿でも提供をしています。
高知の奥山で行っている事業だから、と
自分たちで好きにできるものでもなく
きちんと法律にのっとり、衛生的な管理が求められたうえで
それぞれの分野で、きちんとした評価を得て
皆さんのもとへお届けをしています。
今日は、定期検査の日でした。
遠く四万十から、高知県食肉衛生検査所の方と
地元の高知県安芸福祉保健所の方、計4名の職員さんが
はたやま夢楽の加工場を訪問してくれました。
検査は、食鳥処理と、食肉加工の視点から
チェックが行われます。
モモ肉と、腎臓は同じ土佐ジローから取り出し
残留物を検査します。
はたやま夢楽では抗生物質を飼料に使いませんが
残留チェックは必ず行われます。
加工をしている作業台や、まな板、包丁のほか
冷蔵庫のドアノブなどへの菌検査も行われます。
冷蔵庫や冷却水槽の温度管理など
複数の記録も
確認をしていただきます。
はたやま夢楽では30年以上の
加工実績もあり
定期的な検査で
いつも、良い評価をいただいてきましたが
毎回、迎え入れる日は加工場に緊張感が漂います。
日々の衛生管理に慢心がないか
見落としている点はないか、など。
1時間ほどの検査を経て
注意事項や変更などもなく
検査を終了することができました。
検査を受けることは、緊張はしますが
お客さんに安全に届ける根拠にもなり
時には、情報のアップデートもさせていただけたり
有難いなぁと思っています。
日常の業務でいうと、加工日は、終業前に
それぞれの職人がさばいた数を報告します。
何羽連れてきて、どこに何羽出荷したか
細々とした数字が並びます。
それは販売としての把握はもちろんですが
食肉衛生検査所さんに
毎月、加工した羽数を報告する義務があり
日本食鳥協会さんにもデータを共有させていただいています。
実は、加工場だけでなく
鶏舎も毎月1度の立ち入り検査を受けています。
これは異常があっての検査ではなく
鳥インフルエンザに備えたり
周囲の環境に配慮して臭気を測定したりしています。
ことしは、異常なスピードで
全国的に鳥インフルエンザが発生しています。
私たちも警戒を続けているところです。
ジローのおうちにお越しいただく際には
くれぐれも鶏舎や加工場には立ち寄らないよう
お願いいたします。