土佐ジローを飼う
先日、とさ自由学校へ
呼んでいただき
土佐ジローの授業をしてきました。
学校にあった薪ストーブ。
ガンダムっぽい。。。
薪ストーブほしいなぁ。
と、到着早々、別のことに気を取られていたのですが…
先月のこと。
とさ自由学校の先生から電話がありました。
「土佐ジローの卵を孵化させた鶏を飼っていて
もう少ししたら子どもたちとさばいて食べようと思ってるんですが
その前に、土佐ジローについてお話しに来てくれませんか」
ジローの話をしに行くのは、ウェルカムなのですが
子どもたちがさばくのかぁ…という点では
どういう状態なのかがわからず
私の受け入れ経験からの情報を提供し
授業後に、子どもたちと相談をしてもらうことに。
とさ自由学校は、
たしか長男が小学校に入る前後でできた学校で
実は、気になって、長男も通えないかなぁと
ちょっと調べた学校でもありました。
親元からの通学がベースだったので
早々にあきらめたんですが…
土佐ジローについて
まずは知ってもらう、ということと
先生からのリクエストが
アニマルウェルフェア(動物福祉)についても
話しをしてもらいたい、ということだったので
土佐ジロー×アニマルウェルフェアについて
45分間くらいで授業をしてみました。
実際に、ジローの卵を孵化させた鶏を
飼ってる子どもたちなので
熱心に聞いてくれていました。
*土佐ジローは一代種なので
卵を孵化させても、ジローにはなりません。
*土佐ジローは、天然記念物「土佐地鶏」♂と、在来種「ロードアイランドレッド」♀を交配させて誕生します。必ずこの二種を掛け合わせて種卵を作ります。
質問も、これまでの小学生とはちょっと違う
動物が近しい存在なんだろうなぁという風にも思いました。
どういう餌が良いのか
どういう飼い方が良いのか
日頃の鶏との向き合い方と
私の話を比べながら聞いてくれていたようです。
おうちで、すでに鶏をさばいて
食べたことのある児童もいたり
先生自身も、何度か経験があるそうで。
それでも、ダメな子がいたり
さばくのを見て、鶏肉が嫌いになっても困るので
今回の授業での試食は
中抜き肉を切り分けて、焼いて食べる
という形をとりました。
中抜きで、ダメだったら、さばくのはやめてね、ということで。。。
心配をよそに
子どもたちの関心は高く
いつも食べている部位がここで
といった感じで
前のめりに見てくれていました。
ガラでスープにして
お肉は部位ごとに塩を振って焼いて。
「うまい!」
「なにこれ!」
「いつものと違う」
「おかわり」…
そんな歓声を聴きながら
食べてもらうのは
やっぱり嬉しいです。
一人で行っていたので
写真は撮り損ね…雰囲気が伝わらないのが残念ですが。
また、こういう機会があれば
子どもたちが食、食材や
その背景を知ってもらう場を
こういう風に作っていけたらなぁと思ってます。