高知県の地鶏「土佐ジロー」専門店

はたやま夢楽
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早稲田大学で授業

ことしも
早稲田大学の授業に招かれ
上京してきました。

農山村体験実習という選択制の前期日程だけの講座で
リアルな農山村の話をということで
毎年、呼んでいただいています。


在籍しているときは、気にも留めなかったのに
おのぼりさんになると、講堂や銅像を記念撮影してしまいますね…(笑)

昼休みは
3号館の前で書道パフォーマンス?をして
賑やかでした。

修学旅行なのか、高校生たちも多かったです。

大隈庭園にある早稲“田”も行ったのですが
子どもたちがちょうど田植えをしていたので
ぐるっと回るだけにしてみました。

農山村体験実習の授業は
私が在籍していた20年ほど前からある講座です。
私は、すでに農業経済のゼミに所属していたので
こちらの講座は受講していないのですが
数名、友だちが受講していたので存在は知っていました。

当時は、まだ学生の半分くらいが
地方出身でした。
それでも、地方でも
県庁所在地のあるところ付近が
増えてきていたかと。

都市問題や農村問題という授業もありましたが
先に都市問題という授業がなくなり
農村問題という授業も終わってしまいました。

今、早稲田大学の学生の8割は都市部出身だそう。
四国からは1%くらいという…

100年くらい前は、地方出身者が勉学に励み
地方に戻って活躍をするということが求められていたかと思います。
私たちの世代では、地域づくりは叫ばれても
高校の教師たちからは、勉学に励み、世界に羽ばたけ!
という教えに変わっていました。

違和感を覚え
大学で学んだことを
地方で生かすことを考え続けた学生時代でした。

同期のうち、幾人かは故郷なり地方で活躍をしていますが
大多数は、都内や都市部、海外で暮らしています。
そうなると、次の世代は、地方のリアルを知らない世代になっていきます。

そんななかで、マスコミや官僚として社会に出ていく学生も多くいます。
学生の間に、日本の農山漁村にも目を向ける機会は
以前よりも重要じゃないかと思っています。

ということで、声を掛けていただけるので
上京をし、はたやま夢楽の話をしています。

いつも熱心なレポートもいただくので
どういう話を聴きたいのかはある程度知ってはいるのですが
ことし参加の学生にも訪ねてから、授業をはじめてみました。

ことしは、政治経済学部や社会学部、文学部などから
30人ほどが受講をしているとのことでした。

ある学生は、
「都市部出身なので、農山村の話を聴き、実際に体験できるという
 体系的に学べると思い受講しています」
とのことでした。

授業は90分。


私が生まれ育った環境や
大学時代の農村とのかかわり
畑山に飛び込んでくるに至った経緯などを紹介。

土佐ジローの説明も加えながら
はたやま憩の家から、ジローのおうちへ
どんなお客さんが、何を求めて来てくれているか
奥山の暮らしの楽しみや、災害時の対応、
ライフラインの現状などを話していきました。

お昼ご飯を食べた直後の眠たい時間でしたが
真剣に聴いてくれる学生が多く
授業後の質問もいただきました。

毎年のように、受講生の誰かしらが泊まりに来てくれるので
ことしも、次のご縁に繋がればよいなぁと思ったことでした。

学生からのレポートも届く予定なので、楽しみです。

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