シカの作ったケモノ道を通って、イタドリ採取。畑山の美味しい保存食づくり。
さて、コレはなんでしょう。
タイトルにあるので、
質問しても…と思いつつ(^^;
イタドリです。
生い茂る雑草として
うとましく思ってる地域もあるのでは。
そういえば、フランスでも対処に困ってるって
友だちが言ってたなぁ…。
高知では、コレを
美味しく食べます。
しかも、保存してまで。
この季節は、
山に分け入り
皆、一生懸命に採取します。
それくらい美味しいのです。
隣りのサチコさん。
御年80歳を超えてますが
バイクで畑山~市街地を毎日往復してます。
この季節、サチコさんのバイクが
県道沿いに停まってるなぁって思ったら
崖下で、イタドリ採ってたりします。
あぁいう
ばぁちゃんになりたい
と常々、羨望のまなざしでサチコさんを見ています。
でも、靖一さんは連れてってくれない…
一人で出かけて…
この前も、仕事を私に押し付けて
一人でさっさとイタドリ採りに出かけてました。
気づいたらイナイ…(´-∀-`;)
夕べは時間が取れたので
ようやく連れてってもらいました。
予想以上に崖をおります(笑)
普通の山岸です。
マダニに注意しながら…
この道なき道をおりるのです。
いちおう、シカが通った跡が
道になってるので
まさしくケモノ道をたどります。
靖一さんには目につくらしい
イタドリたち。
私はまだまだ見つけられず(-_-;)
こんな感じで出没します。
でも
さすがにコレは気づきました。
でも、全部を採るわけじゃないのです。
この中から美味しいイタドリを選抜して採るのです。
親イタドリ。
木になってます。
竹とタケノコみたいなもんでしょうか。
柔らかかったイタドリも
シーズンを過ぎると葉が茂り
固くなって、木のようになります。
「おかぁは、この親イタドリを見て、
あそこにはある、と思って採りに行く」
と靖一さん。
通れるように木を払いながら進む私に
「親の根を抜かんように」
と靖一さんからの一言。
親イタドリがあるから
イタドリが生えてくるのだ、と。
株を抜いてしまうと
来年生えない、と。
左に向けて伸びてるのが
親イタドリ。
株のところに生えてるのが
ことし出たイタドリ。
これを採ります。
道中、滝もあります。
畑山には滝が無数にあるのです。
靖一さんは川沿いを行くとのことで
私には、一度上がって
別の降り口から降りて来い、とのこと。
この道なき道を上がります(笑)
この後も暫く採取。
けっこう採れました♪
帰りは
ジローたちの鶏舎に寄って。
茂さんが、落ち葉を集めてきて
鶏舎に入れてくれてました。
ジローたち、夢中で遊んでました。
さて、これからも一仕事。
皮をむぐのです。
居合わせた
健ちゃんと慎ちゃんも
手伝ってくれました。
ほどよい長さに折りながら
むいていきます。
キレイにむけるとスカッとします。
今回は大量なので塩漬けにしました。
靖一さんが…
冷凍保存します。
湯通しすることもあります。
湯通しして、水にさらして…
1晩以上、水にさらすこともあるので
谷水、地下水を使ってる畑山なら気にしないけど
街中だと大変な水道量です・・・
昔、冷凍庫のなかった時は
樽に入れて、塩漬けして半年ほど使ってたんだそう。
今は、冷凍庫があるので
年中、美味しく食べられるようになってます。
あとは、信恵さんが美味しく料理してくれます。
宿のお客さんに振る舞う事もあるんですが
けっこう好評です。
私はこの前、炒めて
マヨネーズとポン酢であえてみました。
美味しかったですよー。