土佐ジローのヒヨコ
雨が降り出しそうな畑山です。
鶏舎に行っていたら、
朝から元気な鳴き声と
バサバサと羽音が
大きくなってるジローはジローとして
ヒヨコ小屋を覗いてみました☆
22日に生まれて、連れてきたばかりのジロー♂。
高知県が商標を持っている「土佐ジロー」は
高知県畜産試験場が種鶏となる
天然記念物「土佐地鶏」と
在来種「ロードアイランドレッド」を掛けあわせて
種卵ができます。
その後、高知県土佐ジロー協会(高知県、会長;小松靖一はたやま夢楽代表)が
孵化事業を担っています。
はたやま夢楽では、肉用鶏として♂雛を飼育しているので
生まれた日に、♂雛を受け取りに高知市へ出かけます。
月に0~2度ほど。
小松三兄弟の末弟・茂さんが主に引き受けてくれています。
高知~畑山間は車で約2時間。
ヒヨコに負担をかけないよう車を走らせています。
車の中は、ピヨピヨの大合唱が響きます
畑山に到着すると、ガスブルーダーで温めてあるヒヨコ小屋へ。
生後30~40日ほどは、温かい小屋の中で過ごします
その後、空の見える外の鶏舎へ移っていきます☆
ちなみに、採卵用となる雛は
専門の飼育農家が1ヶ月育てた後、
各農家に渡されていきます。
有精卵用の鶏舎には、
♀25羽に対して、♂1羽が黄金比率です。
はたやま夢楽でも、1ヶ月経ったヒヨコを迎えに行きます
土佐ジローは、県内の認定農家100戸が育てています☆
採卵用鶏を親鳥(廃鶏・熟鶏)として
こうした農家から出荷されたり、
はたやま夢楽から出荷することもあります。
ただ、肉用鶏ほど定期的な加工はしていないのでごく少量です。
高知市内などで食べられる
「土佐ジロー」は親鳥の場合があります。
テレビなどで紹介していただいているのは
基本的には、はたやま夢楽の土佐ジロー雄若鶏肉です。
時折、「前に食べたジローは別モノだった」と言われるお客さんがいます
土佐ジローには間違いがないのですが
はたやま夢楽のものであるか、若鳥であるか、親鳥であるか
ご確認いただければ幸いですm(_ _)m
最後に…
畑山温泉でお出ししている
「土佐ジローの塩焼き」です
オーダーをいただいて後、
天日塩を振り、
ガスコンロを温めておいて
強火で、10秒に1度ほどひっくり返しながら焼きます。
1人がつきっきりで焼かないと
本来のジローの美味しさになりません。
丹精して育てたジローを、最後まで手間ひまかけることで
本来の美味しくて柔らかいジローを食べていただけます。
のんびり~な畑山時間のように
ゆったりとお待ちいただければ幸いです。