おかげさまで
ジローのおうちがオープンして
２月１１日で
１周年を迎えました。

２部屋の小さな宿ですが
この１年で、969人の方にお泊りいただきました。

３部屋あった
はたやま憩の家の時の宿泊者数と
ほぼ同じで、驚かされた一年目でした。

ジローのおうちの場合は
一般的な宿と違って接する時間も長く
おひとり、おひとりとの思い出も多くなり
宿のいたるところで、ふとした瞬間に
思い出すことがあります。

初めてお越しいただく方も多いですが
すでに何度もリピートいただいた方も多く
ジローのおうちを造って良かったなぁと思います。

畑山の人口は昭和３０年代まで
長らく８００人を超えていました。

昭和２９年に、畑山村が安芸市へ合併し
その後、急速な過疎化となりました。

平成４年に、畑山小中学校が休校となり
平成８年には、廃校となりました。

唯一の交流拠点施設となった
市営・畑山温泉憩の家も廃止の方向性となっていました。

大好きな故郷で暮らし続けたい
そのための産業を創りたいと
土佐ジローにかけて生きて来た
セイイチさんが、宿の経営も
指定管理者として担うことで
集落の唯一の交流拠点施設が残りました。

2004年から2020年3月まで
土佐ジローをメーン軸に据えて
はたやま憩の家を運営し
全国各地、海外からも
ジローを求めて訪ねて来てくださる
お客さんに支えられて続けてこられました。

施設の老朽化などを受けて、撤退を決意。

人口が２０人になり
公共水道も無い、電波も入らない土地で
新たな投資をすることに戸惑いもありましたが
お客さんの声に支えられ
新たな一歩を踏み出すことができました。

それでも、
新たな宿へお越しいただけるのだろうか
という不安は常にありました。

コロナ禍もあり
なかなかお越しいただけない声もありました。

１年が経ってみると
３部屋あった憩の家と同じく
たくさんの方にお越しいただけていました。

ありがとうございました。

引き続き、
ジローのおうちへ
お越しいただいたり
土佐ジローをお取り寄せいただけるよう
畑山で、頑張って参ります。

畑山でお待ちしております。