高知県の地鶏「土佐ジロー」専門店

はたやま夢楽
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畑山の林道をドライブ

 

春。

 

高知の人たちは、

山菜採りに心躍らせます。

 

山菜料理の得意な信恵さんがいるので

自然と山菜料理もたくさん出てきます。

 

イタドリ料理は年中出てきますが

春が近づくと、フキノトウに始まり

菜の花、先日からはエビナも。

 

イタドリも市街地の土手沿いを歩く

おばちゃんたちの自転車のカゴに突き刺さっているようになりました。

 

畑山は市街地よりは高度があるので

イタドリの採取時期はもう少し先ですが、

今週のお休みはイタドリ探し&

久しぶりの林道ドライブに出かけました。

 

今日の経路はこんな感じ。

 

 

Google先生、凄いですよね。

畑山でも、くっきり見えるんです。

 

はたやま憩の家をスタートして

畑山川をくだり、安芸川と合流した少し下流で

イタドリを探しました。

 

 

 

 

 

この手のイタドリは

「ハイタ」と呼んでます。

これは食べないイタドリです。

 

これは、イタドリの中でも

早く成長し始めるので

ここ数日、畑山でも見かけるようになりました。

 

基本的に親株の近くに生えてきます。

この写真の中に、イタドリがありますが

わかるでしょうか。

 

 

 

写真の中央付近にイタドリの花があります。

 

 

この茎の下あたりに

ことしのイタドリが生えてきています。

 

 

私は靖一さんに言われても

見つけるまでに時間がかかりました…

 

 

 

生えてないかと思いきや

靖一さんは、ポキポキ、と。

 

 

いつの間にか、上に上がっていて

そのまま横に進んで、別の谷から降りてきました(-_-;)

 

 

 

でも、三本だけ。

 

やっぱりまだ早いようです。

 

 

イタドリは、早々に断念して

林道ツアーへ。

 

来た道を寺内橋まで戻り

寺内橋を渡らず、直進です。

 

暗くなって憩の家に来ようとして

道を間違える人が選んでしまう道です…

 

張川(はりがわ)林道です。

 

寺内橋を渡らずに直進すると張川林道です。

 

嫁に来た直後の初日の出は、この道を行きました。

たぶん、約10年振りの張川入りです。

数年前までは、完全未舗装だったはず…

今日は、ずいぶんと舗装されてました。

 

早速、ヤマドリのオスがゆっくりと道を歩いてました。

 

靖一さんは、ドライブしながら思い出話を…

子どものころ楮の皮はぎのアルバイトに自転車で来た

とか

アマゴを釣りに来た

とか

行方不明の人を探しに来た

とか

営林署を壊す時に瓦をもらいに来た

とか。

 

 

今回の第一目標は、正藤(しょうとう)集落だったので

正藤川と、張川の分岐より少し下流にある橋を左折して

上り始めます。

 

 

 

11時半ごろに、はたやま憩の家を出て

12時半くらいに、見晴らしが良い場所に来たので

ここで、お弁当を。

 

今通ってきた対岸には

柚子畑が見えます。

 

すでに、はたやま憩の家よりは北に来たようです。

携帯の電波は入らないので正確な位置は分からないですが

山の高さや形で、憩の家からいつも見ている山の形ではないのと

先日、上った五位が森の中腹から見た感じで判断してます。

 

 

見晴らしが良いのは皆伐をした後だからなんですが

谷底を見てみると、ミツマタの木が群生しているのが見えました。

 

いたるところに、ミツマタの花が咲いていて

良い香おりがします。

 

コウゾ・ミツマタ・ガンピは

社会科の教科書で習って知ってはいたけれど

畑山に来て、実物をよく見かけるようになりました。

 

コウゾは大きいので、和紙の原料にするのも

なんとなく理解できるんですが

ミツマタはこんなに小さいのに

どうやって和紙にしていくんだろう…

と、頭の中が追い付きません(;'∀')

 

 

とりあえず、さっきネット検索をして

なんとなくわかったような、わからないような…

 

実際に見てみたいなぁ。

 

 

 

 

暫くすると、正藤の集落跡にたどり着きました。

正藤には、畑山小中学校正藤分校があり

1970年代までは、分校として存在していたそうです。

 

 

住民は皆無になっていますが

友だちのお父さんが出身者で

今も、柚子畑の手入れによく通っていて

畑山線ですれ違ったりします。

 

今日、子どもたちを迎えに降りて話したら

「今日も行ってたはず」とのこと。

 

 

実際に行ってみて

想像以上に柚子畑が多かったです。

 

集落の奥へ。

車道は行き止まりでした。

 

 

 

 

ここもミツマタが群生していました。

 

 

正藤集落の場所が分かったので

今度は、10年前に初日の出を見に行った

山の上へ向かいました。

 

途中で、人に遭遇 (゚Д゚;)

 

張川林道に入ってから

誰にも会わないどころか

車両とのすれ違いも一台もなかったのに…

 

そして、靖一さんの知り合いという

この世間の狭さwww

 

 

 

 

私は周辺をうろちょろ。

 

 

人工林ですが、日が差し込んでます。

 

林道の状態などを教えてもらって、お別れ。

少し上がると、進めなくなったので、後進で元の道へ。

 

もちろん、私は林道の運転はできないので

靖一さんの運転です。

 

けっこうな斜面でしたが、登り切りました。

 

靖一さんが、

「ホンダは凄い。これ二駆で。タイヤのサイズをアップしてるから登れるんだ」

などなど、素人には分かりづらい話を…(;''∀'')

 

正藤分校には、中の川集落の子どもたちが歩いて通っていた

ということで、中の川も見に行こうか、と

張川林道に戻って、張川林道の奥へ進みました。

 

 

靖一さんの記憶では、「すぐ着く」ということだったんですが

ハクビシンに合い、シカに合い、

大きな落石も乗り越えながら、一向に着きません…

 

 

諦めて帰ろう、と思いながら進んでいくと

ようやくたどり着きました。

 

 

 

そして、行き止まりでした。

 

 

かつて、国有林の営林署があった中の川集落。

営林署の横の谷がはけて、道が寸断されてました。

たぶん、西日本豪雨の時のものだと思います。

以前は、オフロードバイクの人が別役に抜けたりしていたところです。

 

ここでUターンです。

 

昔の人たちが人力で切り開いた田畑の跡地を見ながら

今は消えてしまった昔の人が歩いた

山の中の道や暮らしを思いながらドライブしたのでした。

 

 

同時に安芸川へそそぐ水が、こうしたところから流れ出ていること

山の木々の保水力や、林業の凄さ、難しさも感じながら…

 

 

帰りは、林道で、靖一さんが

車のわだちが新しい、と言い始め…

 

私には、この轍が新しいのか、

いつのものかとか思っても見なかったけど(・_・;)

 

無線で声を掛けると…

 

前を走るトラックの運転手さんと繋がりました。

もちろん、知ってる運転手さん(^^;)

 

寺内橋まで話しながら帰って来ました。

 

畑山の県道がとても優れた道に感じるから不思議です。

 

マニアックな休日でした。

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