水音が聞こえるから山へ
秋晴れの続く、畑山です。
透明度の高い畑山川は
いま、こんな感じです。
今朝は、子どもたちと
裏山を登ってきました。
一部写真も入っていますが
動画も入ってるので見てみてください。
憩の家にいると
山の上の方で、
“ごぉ、ごぉ”と水の流れる音が聴こえます。
写真の中央あたりの赤い屋根が「はたやま憩の家」。手前の緑の屋根加工場。
でも、憩の家の周りでは水は出ていきません。
それと、最近、サルたちが集団で
栗を食べに来ているらしく
鳴き声が聞こえてきます。
ワコは、サルを追っかけて
山から暫く下りてこないことも。
山の中は、どうなってるんだろうと思うと
うずうずしてきます。
靖一さんは、憩の家の場所にあった小中学校に通っていたし
昔から、山に分け入っていくので(山を“たつくる”と言います)
もちろん、知ってるんですよね。
西日本豪雨の時に、加工場の横に土砂が流れ落ちて来たときも
「上にあった土砂が流れただけやけん、大丈夫」と言ってました。
たしかに、その後、山が崩れることはありませんでした。
それでも、不安ではあるので
どうなるのかなぁと思っていたら
砂防ダムが造られるという話が聞こえてきました。
一安心。
その後、工事が発注されることになりましたが
豪雨直後の、工事ラッシュで、落札がされなかったと耳にしました。
で、最近になって
ようやく落札された、と耳にしました。
良かったー。
ということで、工事が始まる前に
子どもたちと山をたつくることにしました。
ザ・畑山の朝散歩。
崩れている(ぞれている)石の上を
選び、選び、山の上を目指します。
栗の木の周りには
案の定、サルが食べた残骸がありました。
さて、水音はすれど
水は現れていません。
豪雨から1年が経ち
新しい命も芽吹いていました。
去年の豪雨では、3日間で2000mmの雨が降った畑山。
ここの谷も鉄砲水のように
ごく一部の谷で水が噴き出したようです。
靖一さんいわく
スギやヒノキの根が浅くて
倒れたわけではなく
根っこの下を水がえぐったことで
倒れてしまった、とのこと。
運動不足で体の重たい母を置いて
子どもたちは、すいすいと、先へ。
楽しそうです。
倒木には、キノコたちが育っていました。
動画では、山肌を滑る子どもたちも写っています。
一般的な家庭だと、
危ない、と言ってやらさないことかも知れません。
でも、靖一さんも私も
こんな日常で暮らしてきたので
危ない、というより、こういう場にどんどん連れ出したい、と思っています。
どの道を選べば、滑らないのか。
木々はどう生きて、どう倒れ、次に繋がるのか。
水はどう生まれ、どう流れるのか。
沢の水の冷たさ。
山の中で得るものは
たくさんあると思っています。
さて、水音の場所にたどり着きました。
ここでは、こんなにあふれているのに
ほんの数メートル下では、すでに地中に入ってしまいます。
水に触れると、ほどよい冷たさで
飲むと、美味しいです。
ここらで、今日はおしまい。
今度は、下山です。
木々の間からは、旧畑山小中学校が見えました。
木々の間をすべりながら
私は、久しぶりのことで
若干、大変でしたが
還暦過ぎた靖一さんは
一番余裕で、下山していきました。
ちょうど、スギとヒノキの交差点のようなところも。
約1時間で朝の散歩は終了―。
そこに山があるから。
と、そんな高度な山登りではもちろんないですが
畑山で暮らしていると、あの木々の中になにがあるんだろう
と、ついつい思ってしまうんです。
今朝は、そんな一つが解決できて
嬉しい朝でした。
下山して、ランチ営業もしましたよー♪
今日は珍しく、混み混みのはたやま憩の家でした。
明日は、いよいよ飲食店の方向けの土佐ジロー合宿です♪
シェフたちに楽しんでもらえるよう
いろいろと準備をしています(^^)/
また、ブログで紹介します!(^^)!