高知県の地鶏「土佐ジロー」専門店

はたやま夢楽
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ストレス社会

そろそろホタルが飛び始めるなぁ…と

夕べは、お泊まりのお客さんの食事がひと段落したので

宿を靖一さんに任せて、尚太郎と二人で外へ…。

 

懐中電灯1つ下げて、

ルンルン気分の尚太郎と出たまでは良かったんですが

期待した月明かりがまったくなく…

星も少ない(;´・ω・)

 

宿を出たところの坂にたどり着く1分ほどの間にも

恐怖心が、脈拍をどんどん早めていきます

 

「尚太郎、暗いねぇ。怖くない?帰ろうか??」

「ううん、帰らない。行く

 

元気いっぱいの尚太郎。

でも、畑山の闇夜は、大人でも恐怖心を感じる漆黒の闇です

2歳児がそう易々と行けるもんではありません(;'∀')

坂を下りる途中で、「まっくろくろすけが出る。怖いねぇ。帰ろう

きびすを返して、坂を上り始めました(笑)

 

ホタルではなく、まっくろくろすけに遭遇した尚太郎は

食事中のお客さんのところへ一生懸命になって報告へ行きました

 

もうすぐしたら、ホタルも増えるだろうし、、、

先へのお預けになりました(*´ω`)

 

 

 

 

IMG_4655[1]

 

昨日、生ハムが三重のハム工房から届いたので

今朝はジローの卵と生ハム、安芸産トマトときゅうりでサンドイッチにしました

美味しい朝を過ごせました

 

 

鶏の育て方

 

靖一さんのところには、

鶏の育て方についての相談が、

時折、舞い込んできます。

 

先日あったのは、「鶏の共食い」について。

 

子どもの自殺について書いた本を読んでた人から…

「ストレスを与えると、鶏も共食いをするんだろうか?」

「牛はストレスを与えると、生んだ子牛を母牛が殺してしまうことがあるんだけど」

…もともと、牛の専門家だった方なので、牛を比較に出されたんですけどね。

 

ジローもストレス(飼育密度や、温度、湿度etc.)を感じると

小競り合いが生じます。

「尻つつき」といってますが、隣りにいたジローのお尻の部分を

別のジローがつつきます。

その後、少しでも血が出てくると、今度は集団になって、

いじめが始まり、死に至ることもあります。

 

そんなストレス社会を鶏舎の中に作ってはいけないので、

靖一さんが考えだしたジローの鶏舎の形があり

面積があり、飼育密度があり、土の状態があります。

 

普通の産業養鶏だと、1㎡に25羽程度の飼育密度だといわれます。

うちのジローは、1㎡に2~3羽程度の飼育密度です。

飛んだり跳ねたりと運動能力の高いジローオリジナルの鶏舎の形が必要だったんです。

 

鶏舎は、約20㎡が1小屋ですが、

その中を2つの部屋に区切っています。

土の遊び場と、

階段状の止まり木を設置した板の間の休憩スペースと。

 

 

DSC_0363

 

 

 

写真は止まり木の部屋です。

同じ目線に常にいると、喧嘩も発生しやすいようです。

階段の上の方には、強い雄が陣取るようです。

夕方になると、止まり木に皆が集まってきます。

 

 

余談ですが・・・

朝や、昼間鳴けないジローは、

寝ぼけたように夜中、突然鳴くこともあります…(^^;

 

 

 

養鶏を始めたばかりの人から、

「尻つつき」について相談されることがありますが

飼育密度に起因するものが多いようです。

たとえ2羽だけで飼っていたとしても、尻つつきが発生することがあるようです。

 

最近では、鶏と身近に暮らす人が少ないので

「共食い」って聞くと、「えぇ~???」って思うかと思います。

私も、養鶏とは無縁の生活をしてきたので、最初は「えっ?」と思いました…

でも、共食いというか、いじめだと考えると人間社会も鶏と似たようなことがあるなぁと

今回の質問を受けて思ったところです。

 

 

靖一さんは、ジロー社会を観察した結果を

けっこう何にでも人間社会にあてはめて、捉えてたりします。

人口密度の高い都会での生活と

畑山のようにかなり密度の低い田舎での生活が

人間という動物に与える影響について…とか。

 

 

毎日聞いてると、飽きてもくるんですけど

視点が変わって、いろんな人から、細かな質問がきたときに

今でも「へぇ~」と思うようなことを話し出したりすると

私の取材不足を感じたりします(笑)

 

 

畑山で、動物について不思議に思ってることを質問してみると

靖一さんが、乗ってきて朝まで談義が始まるかもしれません

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