高知県の地鶏「土佐ジロー」専門店

はたやま夢楽
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早大生からの感想

大雨予報にビクビクしながら
週末を迎えた畑山です。

予報に反して…
幸いにも豪雨にはならず
お客さんをお迎えしています(^^)



夕べは、雨も上がっていたので
お泊りの子どもたちと一緒に花火☆


クワガタを採ってきたり
セミを捕まえたり。


畑山の夏らしい夕方を迎えたのでした。

早大生から感想文が大量に到着!



さて。

先日、早稲田大学の農村問題で授業をさせていただきました。

*その時の様子はこちら


そして、大学生から感想文が届きました(^^)


けっこう、ドキドキするんです。
この感想文。


大教室での授業だと一方、方向なので
どう伝わってるのか
どう想っているかは
なかなか感触としてもつかみにくいから…

そんな中、200人からの感想文が一気に届く(*_*;

ドキドキしながら、1通ずつ(電子版ですけど)開封していきます。


坂本先生が出した指示は
「200文字だけど、長く書いても可」でした。


学生たちからは、
いろいろな想いのこもったお便りが
届きました。

短くても、輝く文章。
何度も読み込んで(引き込まれる)しまいたくなる手紙のようなもの。
想いをこめて、丁寧に書いてくれたことが伝わってくるもの。
いろいろな提案をしてくれる学生。


今回も、はるばる上京して良かったなぁと思うものばかりでした。


そこで、ほんの一部ですが、ご紹介します。



ジローが美味しそう!という感想



まずは、はたやま夢楽の社長としての
最大の任務は、ジローを知ってもらい
畑山に足を運んでもらえるように伝えることです。


ジローを食べたことのない人
畑山をまったく知らない人
四国にさえ来たことのない人たちに
それを写真と、言葉で伝えていきます。


なので、こんな感想があると
まずは、及第点を自分で与えてます。


「講義で紹介された数々の写真は、
土佐ジローや畑山に対しての興味を一層煽った。」



「お腹が減った」「美味しそう」というコメントも多数ありました(^^)


受講生の中には、すでに畑山で食べた経験のある人や
授業後に、品川の神崎さんに食べに出掛けた人
夏休みに、予約を入れてくれた子…

そういう嬉しい反応もありました!(^^)!


田舎の可能性を感じてくれた!

田舎の可能性を感じてくれたコメントも多数ありました。


「大人のみならず、子どものころに
【生かされる】という環境を体験することで
現在の田舎に対する価値観を変えられるのではないかと思いました。」


「限界集落の可能性を感じた」


「この講演を聴くまで、限界集落などの人口が
減少している農村漁村は、
合併させて効率化を図った方が
良いのかなと思っていた。
実際には、経済的な話だけではなく
田舎で暮らすことや自然の中で生きるということそのものの
【価値観】を保ち続けるためにも
農村漁村はなくてはならないものだと実感した」


地方出身者の想い


早大は私たちのころは半分くらいは地方出身者でしたが
20年近くが経つ今では、
都市部出身者や政令指定都市の出身者の学生が
大半を占めるようになっています。


私のような「へき地〇級」と小学校で指定されていたような
集落の出身者は、かなりレアになっているようです。

とはいえ、地方出身という学生の感想もありました。

そして、私が体験してきたように
地元に帰っても、
「こんなところにおらんと東京の方が良いだろう」
「就職先は無い」
と言われている学生が複数いました。


望郷の念を持つ子もいれば
そうでは無い子もいました。

こんな感想をもらいました。


「自分と故郷の関係を見直すきっかけになりました。
そして、私は、生業を起こし、維持していく人を支えていきたいと考えました」


「早稲田にいると、大企業や名の知れた企業に
就職するのが当たり前の世界です。
ですが、地方出身の私は、そこに自分の幸せはあるのか、
自分は何がしたいのかを考えてモヤモヤしているところでした。
小松さんのように自分の周りにいる人とは全く違う考え方、
生き方をされている方のお話を聴くことは、
私にとって非常に刺激になります。ありがとうございました。」


「田舎を捨て、都市に出るという簡単な答えだけでなく、
当地に残るという選択肢も忘れてはならないと強く感じた」

私は自分が田舎が、畑山が好きで
選び抜いて生きてるだけなので
他者に田舎暮らしをして欲しいとは思っていません。


生きたい場所で生きられれば良いと思ってます。


だから、田舎で生きたい人が
田舎で生きられる世の中であってほしいと思います。


現状はといえば、
田舎に帰りたいと思っていても、
出身地に帰れる学生はごくわずか。

それは仕事が大きく影響をしていたりします。

でも、時代が変わってきた今、
自分次第で地方にも仕事は創れると思うんです。


大学の後輩で、
きちんと稼ぎながら田舎暮らしをしている
イケダハヤトさんの話を
学生にも是非聞いてもらいたいと思ってます。



生き方は多様化している

「世の中の大半のことは
自分が知らない世界であるが
その世界にも素晴らしいことで
たくさん溢れているのかも知れない
と思い、食わず嫌いをせず
たくさんの人の考えや経験を知る機会を多く設けていこうという
積極的な気持ちになれた」

「都内の喧噪に揉まれながら企業に勤める現代人の生活とは異なり
自然に囲まれ、小さなコミュニティーで相互補助的に暮らす姿や価値観は
私たち大学生が考えなしに自らの人生の可能性を狭める必要はないと
暗に示されたと感じた」


「いい意味で私たちの固定観念を捨てさせてくれた。
大学の中にいると、一部の卒業生の例しか聞こえてこない。
そういう生き方しかないと感じてしまうが
実際はいろんな価値観の中で、生きている人がいることが分かりました。
農村で生活していく上で、困難に当たった時に
経済の知識や政治の知識が生かされて
大学で学んだことや考え方が最大限に生かされていると思った。」


「生き方は無限大なのだと改めて感じた。」




「誰が決めたのかわからない価値観にこだわらず
自分は自分のありたいことをするべきというのを
再認識できてよかった」


バンカラなイメージの大きかった早稲田大学ですが
真面目な学生が増えている印象があります。

私が大学に行って一番良かったのは
生き方は自由だ、と教えてくれた仲間がいたことだと思ってます。


大学の同期で地方で活躍する子は複数いるし
固定観念とか、他人の想いに左右されることなく
自分の生きる道を選んで欲しいなぁと思ったのでした。


リアルに感じてもらえた!

「祖父母の実家が地方の田舎で、
実態を他の人々より知っていると考えていたが、
自分の理解が正しくなかったことを知った。
統計のデータで見る数字と、
現場の実態を見ることの違いを感じた。 」


政治経済学部の学生ということもあり
すでに就職先として大手企業やコンサル、行政、研究者として
内定している子たちもいるようでした。


そんな彼らに、机上で考えるだけでは得られない現実も伝えられたようです。



「農村問題の講義では、農村が直面する問題を詳しく知ることができたが
実際に改善のためにどうしているか、大きな問題だけでなく
そのことに関係して起こる小さな問題など
リアルな現状は知ることができませんでした。
小松さんの「リアルな現場の声」を聴くことができてよかった。」


「正直、話を聞く前は、限界集落は「何もないところ」という
イメージでしたが、話を聞いて、
こんなにも存在価値のある場所なのだと知りました。
都会では企業の利益を上げるためにコストパフォーマンスを重視する
傾向にあるけれども、畑山ではコストも大事だが、
畑山だからこそできる生業を楽しみつつ成功させるために
事業の見直しや試行錯誤を繰り返しているのが印象に残っています。」


「限界集落には、自然が何より好き、という物好きな人が住む場所で
そのような人は少なくて当然で、集落に魅力はないと思っていた。
その意見を変えたくて、農村問題の授業を受けていたが、
いまいち、その考えは変わっていなかった。
しかし、小松さんの講義で、その考えは大きく変わりました」



「実際に体験しなければ、
学ぶことができないことは多いのだと
改めて認識することができた。
上辺だけの学習で学んだつもりにならず、
実際に挑戦していくことを大切にしていきたい」




「食べものや飲み水があるということへの敬意を常に持ち続け
自然を軽んじないことは、今後ますます大切になると思った」


はたやま憩の家の接客

宿でのお客さんとの話も、学生にとっては新鮮だったようです。



「自分の、そして自分以外の人の
「田舎との距離感」を
それぞれ大切にしながらも
田舎のよさを伝えようとしているところに感銘を受けた。
小松さん自身の、誰がなんと言おうと
田舎が好きで、そこで暮らしたいという思い、
また同じように田舎が好きな人を迎える気持ちが
伝わってきたのはもちろんだが、
訪ねてきた、ふだん都会で暮らしているけれども
たまには田舎を訪れたいという人に対しても、
押し付けではなくその人の「田舎との距離感」を
尊重しながら宿で迎えたり
土佐ジローを買ってもらったりして
精一杯良さを伝えようとしているところがとても印象に残った。」


「 物流が発達した現代では
自分の生産したものが
都道府県を超えるだけでなく、
世界をも飛び越えて消費者のもとに届けられます。
自分が作ったものが消費されるのを
目の前で見る機会は本当に少ない中、
お客さんの評価や生の声を聴けるというのは
とても貴重であると同時に素晴らしいことだと思いました。 」

「お客さん一人一人の感情と向き合う姿勢に驚嘆しました。
都会らしく育ってきた私にとって
他人の感情は恐怖の対象なのだ、と発見した。
自分だったら、道中の悪さで不機嫌な客に自分から壁を作り
客だからと割り切って仕方なく接客してしまうだろう。
そこに、お客さんの感情の変化を読み取り、
それを楽しめるような余裕は持てないと感じました。
それは、施設の経営を単に「商業」としてではなく、
「生業」として捉えていらっしゃるからなのかと感じ、
それは私にとって新鮮な視点でした。
どんなものでも、経済活動である限り
利潤追求こそが価値だと当然のように思いこんでいたが
理念や生活といった利潤以外の価値が存在することを思いしりました。」



約200人から感想が届いたので
ご紹介したのは、ごく一部です。


毎年、この感想をもらうのが楽しみでした。
そして、実際に足を運んでくれる学生や
親御さんから注文やメールをいただいたりして
良き出会いの場だと思っています。


残念ながら、
農村問題の授業は、今期で終わりとなります。


授業ではなくなりますが
政治や経済の場に飛び出していく学生たちが
日本の国内にも、農山漁村があり
食を生み出す現場があり
多様な生き方があることを学ぶ機会があることを
どんな形であるにせよ、得てもらいたいなぁと思います。


今後も学生をはじめとした都市部の人にも
畑山のこと、土佐ジローのことを知ってもらう機会は
創っていきたいです(^^)


坂本先生、ありがとうございました。

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