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送辞。

*2014年3月4日*

県道の復旧には、暫くかかりそうです
見通しが立ち次第、ここで紹介させていただきます<m(__)m>

さて。
3月1日は、高校の卒業式が行われたところが多かったかと思います。
私も平成14年のこの日、宇和島東高校を卒業しました。
前年の卒業式では、送辞を
この年には答辞を、読ませてもらいました。

久しぶりに取り出してみると
ずいぶんと色褪せてきていました。



前(・・・といっても、大学のころ)は自分のHPに掲載していたものの
時間も経ったし、改めては載せてなかったんですが
うれしいことに、同級生からのリクエストがあり
久々に掲載してみることに…。

高校の内内の話なので、
わかりにくい点もあろうかと思いますが<m(__)m>

送辞     

厳しかった冬を耐え、
競って美しい花を咲かせる木々たち。
そんな木々たちに囲まれて、
今日新たなスタートラインに立たれた皆さん、
ご卒業おめでとうございます。


在校生一同皆さんの晴れの門出を心からお祝い申し上げます。
先輩方のすばらしいご活躍に憧れ、
東校の門を叩いた私たち。
入学後に知ったことは栄光を手に入れるには
日々の弛まぬ努力が必要だということでした。
グラウンドから響いてきた
どこまでも届きそうな掛け声は、
夕闇が迫っても衰えることはなく、
その真摯な姿の中に熱く燃える宇東魂を見出しました。
また放課後の教室で
黙々と机に向かう姿には
自分のあるべき姿を見つけ、
幾度となく励まされてきました。

そんな先輩方と共有した思い出は、
私たちにとって大切な宝物になりました。
文化祭では、趣向を凝らした出し物や
互いに協力しあう姿に、
先輩方の熱意を感じました。
また、ボートレース大会は、
大雨の中の幕開けでしたが、
先輩方の熱気で次第に太陽が顔をのぞかせ、
紫紺色濃き海で繰り広げられた好レースに酔いしれました。

最も思い出に残っているのは、
夏も終わろうとする
9月下旬に開催された体育祭。
心配された天気は、
1週間以上も回復せず、
先輩方の支えがなければ、
私たちの士気は最後まで持たなかったかもしれません。
待ちに待った当日は、それまでの努力が見事に報われた日でした。
それを何よりも物語っていたのは、
解団式で見た多くの人の涙でした。
私たちはその涙の影にあった努力を忘れはしないでしょう。

私たちは先輩方に多くの教えを受け、
宇東の生徒であることを誇りに思うようになりました。
今後は私たちが宇東魂を後輩たちに伝えていきたいと思います。

さて、現代の日本では、
何かと欧米の文化に魅せられて、
自分たちの国の文化をおろそかにすることが多いようです。
しかし、私は日本の伝統、文化が大好きですし、
昔の日本人には、今の私たちが見習うべきところが
数多くあると思います。

江戸時代の発明家・平賀源内は、
ユニークな発明品を次々と生み出したことで知られています。
彼をはじめとする江戸の人々は、
時間に縛られることを拒み、
また物を作る際には、精密さを追求するよりも、
むしろどうしたら楽しんでもらえるだろうか、
と考えていたようです。
その結果、生まれたのが「エレキテル」などの発明品です。
彼らは、いつまでも遊び心を忘れることはありませんでした。

現代では、時間に縛られすぎて、
自分を窮地に追い込んでいる人が多いのではないでしょうか。
私は先輩方に、自分を見失ったり、
人とのつながりをおろそかにしてしまうことは
絶対にしてほしくありません。
窮地に立たされたときこそ、
時間に、また自分に、余裕をもって、
それを乗り越えてください。
そして、いつでも遊び心を持って、
新たな世界にはばたいていってください。

今日、お別れの日を迎えたことは本当に残念です。
そして先輩方のいなくなる宇和島東高校を
引き継ぐのは、不安な気持ちでいっぱいです。
しかし、先輩方も新しい門出に不安を抱えていらっしゃることと思います。


私の好きな歌の中に、こういう歌詞があります。

 青い空のかなたへすすめ
無限の夢を抱きながら
 翼ひろげ飛んでゆくんだ
つらいこと吹き飛ばし生きていこう

どうか、どんな困難にぶつかっても夢を忘れないでください。
先輩方が、あの青い空のかなたまで、
大きく飛躍されることを、在校生一同心より願っています。

最後になりましたが、
卒業生の皆さんの今後のご活躍と
ご健康をお祈り申し上げ、送辞といたします。

平成十三年 三月 一日
在校生代表 藤田 圭子

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