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田舎育ちの女子大生が感じた畑山暮らし。

*2016年8月23日*

今夏、3人目のインターン生となったのは

松山大学3年生のリンちゃん。

 

高知出身で、愛媛で暮らすリンちゃん。

何に対しても積極的で、

好奇心が旺盛なので

質問もたくさん思いつき

皆に可愛がられた女の子でした。

 

2週間を振り返ってくれました。

 

 

 


 

私の原風景

 


 

高知県香美市の山奥で育った。

 

家は、田畑に囲まれた小高い丘の上にある

ログハウスだった。

朝、目覚めて、初めに目にするのは

天井の木目。

家の外には、田んぼやオクラ畑。

 

春には、水が張られた田んぼに、

たくさんの命が宿っていた。

あぜ道でカエルの卵をつついて遊び

初夏にはホタルも眺めた。

 

稲刈りが終わると、弟と競走し、

棚田の上から下まで

裸足で駆け下りた。

山の上での暮らしは

小学校低学年までだったけれど、

今も鮮明に覚えている。

そう、私の原風景だ。

 


 

はたやま夢楽でインターンを

 


 

「まちづくり」を意識するようになった昨秋。

高知工科大学生が企画したイベントで、

初めて畑山を訪れた。

 

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(右に写ってるのがリンちゃん、かな?)

 

土佐ジローを軸に事業経営をされる

小松夫妻と出会い、

「畑山をどうにかしたい」

「限界集落に産業を」

と語る小松靖一さんの目に

光るものを感じた。

愛媛新聞社での活躍を経て、

靖一さんと結婚した圭子さんからは、

畑山での暮らしや経営を支える苦労、課題をうかがった。

お二人の話を聞き、

「もっと詳しく知りたい」

「畑山での暮らしを身近に感じたい」

と思った。

 

また、自分自身が

「自然と触れ合いたい」

「幼少期のように過ごしてみたい」

という思いもあった。

 

インターンの受け入れをお願いし、

2週間お世話になることになった。

 


 

はたやまで暮らして。

 


 

畑山へは、安芸市街から山を登ること40分。

山に囲まれた県道のすぐ下を川が流れている。

タイヤが崖下に落ちないかハラハラした。

車窓から地面が見えない、

というスリリングな体験は、

めったにできない。

 

インターン期間中は、

土佐ジローやアマゴなど

畑山の恵みをいただく機会に恵まれた。

 

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(写真は、門田幹也さん)

 

初日の夕方は、

靖一さんの弟さんやスタッフの方を交え、

土佐ジロー加工場での宴だった。

靖一さんたちの4歳と2歳の息子さんもいて

みんなで楽しく過ごした。

 

その日のメーンは炭火焼きで、

土佐ジローやアマゴをいただいた。

土佐ジローは皮がパリッとしていて、

肉がほろりと口の中でほどける。

みんなが将来について語ったり、

侃々諤々としている。

 

初日にも関わらず、

はたやま夢楽の人々と

楽しい時間を持てたのは、

本当に嬉しかった。

 

虫の鳴き声も

いいBGMになっていて、

時間が経つのを忘れるくらい有意義な時間だった。

 

宿までの帰り道は、

子どもとふたり、神社のそばを通った。

道中に街灯は無く、

子どもの手には、

懐中電灯が握られていた。

子どもにとっては大きな懐中電灯だ。

おぼつかない足取りに、

枯れ葉が絡んで、こけそうになる。

懸命に大きな階段を下りる姿に、

野山が子どもを育てているんだなぁ、と感じた。

 

そういえば、鈴虫の鳴き声も、

久しぶりに聞いた気がする。

松山で鳴いていたとしても、

自動車や電車などの街の喧噪にかき消されてか、

印象に残っていない。

 

畑山では右を見ても、左を見ても、

山が必ず視界に入る。

 

大きく吸い込む空気も、

思わず足を止める星の美しさも、

何もかもが新鮮だった。

 

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(写真は、門田幹也さん)

 


 

土佐ジローの焼き方修行

 


 

ある夜。

土佐ジローの炭火焼きをご馳走してもらった。

土佐ジローは特別の鶏で、

もも肉や胸肉、手羽、手羽元だけでなく、

白子やトサカも食べることができる。

心臓や肝臓、砂肝などは

普段目にする機会はあるが、

コレらはなかった。

 

私は新入りなので、

焼きの修行を仰せつかる。

焼きのプロ4人に囲まれて、

「まだ焼けてない」

「こげゆう」

「こうやるがよえ」

と、次々と声がかかる。

 

焼きを極めるのに、

こんな贅沢な環境はない。

もも肉や胸肉、ハツや白子、

部位によって焼き加減が異なってくる。

それを絶好のタイミングで

「いまや!!!」

と、声がかかる。

一人前になりたいものだ。

 

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稲刈りと、草履づくり

稲刈りも体験した。

11枚の田んぼで、

機械が刈り取れない

周辺部分の稲を手鎌で刈った。

首にタオルを巻き、汗をかきながら、

自らの手で稲を刈る。

刈り取った田んぼの跡には、

そこで生活していた小さな虫たちが

わんさか出てきて、

それを狙ったトンボが群れていた。

体を動かした後に食べるごはんほど

美味しいものはなかった。

 

刈った稲は藁になり、

昔の人は草鞋や草履にして使った。

「草鞋を作ってみたい」

とお願いすると、

近所のおばあちゃんが藁をくれ、

靖一さんのお母さんが

草履の編み方を教えてくれた。

 

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人と、大地との循環を感じた。

 


 

インターンを終えて。

 


 

2週間、宿での接客や掃除、

土佐ジローの加工場での食肉加工、

稲刈りを体験した。

そのかたわらで、

地域の人との会話を楽しみ、

子守りや川遊びもした。

 

人が生きていくのに欠かせない

水と食の生産現場での体験を通じ、

街中の店頭に並ぶ

お肉や魚、野菜すべてが、

生産者が汗を流して育てたものであることを

身に染みて感じることができた。

 

わずかながらの体験ではあるが、

お米一粒やお肉に感謝の念を抱くようになった。

 

インターンシップに来る前に

望んでいたもの以上のものを

得ることができた。

 

これからの進路はまだわからないけれど、

どこで暮らそうとも

自然と共に生きる道を選んでいきたい。

そう思った。

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